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マルチタスクの弊害【IQやパフォーマンス低下?今すぐやめるべき理由4つ】

マルチタスクの弊害【IQやパフォーマンス低下?今すぐやめるべき理由4つ】 タスク管理
マルチタスクの弊害【IQやパフォーマンス低下?今すぐやめるべき理由4つ】

マルチタスクが脳に与える影響について海外の研究論文の記事を調べてみました。
体感的にもよくないということはわかりますが、生産性やIQの低下など、まさに良いことなしです。
この記事を読むとマルチタスクを止める決心がつきます。
今すぐシングルタスクに切り替えましょう。

マルチタスクの弊害【今すぐやめるべき理由】

マルチタスクが脳に与える影響【今すぐ止めるべき理由】

世界中の大学や研究機関がマルチタスクの弊害について研究論文を発表していて、いくつか抜粋記事を見つけましたので共有します。

マルチタスクにより生産性が低下し、注意力散漫になり記憶力が低下

マルチタスクにより生産性が低下し、注意力散漫、記憶力低下

まず、アメリカのスタンフォード大学の研究によると、マルチタスクが脳に及ぼす影響は下記のように発表しています。

Research conducted at Stanford University found that multitasking is less productive than doing a single thing at a time. The researchers also found that people who are regularly bombarded with several streams of electronic information cannot pay attention, recall information, or switch from one job to another as well as those who complete one task at a time.

出典:Forbes.com

こんな内容です。

【日本語訳】
 スタンフォード大学の研究によるとマルチタスクはシングルタスクより生産性を下げることを示した。研究者たちは電子情報にさらされている人たちは、シングルタスクをしている人と同じように注意を払ったり、情報を思い出したり、仕事を切り替えたりすることができなかったことも発見しました。

つまり、マルチタスクによって、生産性が低下し注意力散漫記憶力低下を引き起こしたということですね。

マルチタスクによるIQの低下

マルチタスクによるIQの低下

マルチタスクをすることによるIQの低下についての記事もありました。

ロンドン大学の研究では下記のように報じられていました。

Multitasking Lowers IQ
Research also shows that, in addition to slowing you down, multitasking lowers your IQ. A study at the University of London found that participants who multitasked during cognitive tasks experienced IQ score declines that were similar to what they’d expect if they had smoked marijuana or stayed up all night. IQ drops of 15 points for multitasking men lowered their scores to the average range of an 8-year-old child.

出典:Forbes.com

内容はこのようになっています。

【日本語訳】
マルチタスクはIQを引き下げる
あなたの速度を低下させるだけでなく、IQまで下げることを研究は示している。
ロンドン大学の研究によると、マルチタスクをした認知テストの参加者はIQスコアがマリファナを吸ったり徹夜したのと同じぐらいの低下を見せた。
マルチタスクをした成人男性のIQは15ポイント下がり、8歳児の平均値と同程度になった。

怖いですね。。

マルチタスクができる脳を持っているのは2%程度

マルチタスクができる脳を持っているのは2%程度

複数のタスクを同時処理ができる特殊な脳を持った人も中にはいるようです。
2%程度の人は一人でマルチタスクができると言われています。

その他の98%の人はマルチタスクではなく、シングルタスクをスイッチ(切り替え)しているだけだということですね。

It’s estimated that only 2% of the population is actually proficient at multitasking, and ironically, these people are the least likely to actually multitask. The problem is that we all think we’re part of that 2%, and use our perceived ability as justification to juggle too many tasks. In fact, recent research indicates that people who multitask the most often are likely the worst at it.

David Sanbonmatsu, David Strayer, Nathan Medeiros-Ward and Jason Watson of the University of Utah’s Department of Psychology dive deep into this problem in their study on multitasking:

出典:Wrike.com The High Cost of Multitasking: 40% of Productivity Lost by Task Switching

マルチタスクがやる気、モチベーションを低下させる

マルチタスクがやる気、モチベーションを低下させる

上記のほか、マルチタスクが脳に与える影響の中にはモチベーションの低下や不安感が高まるという意見もあります。

確かにたくさんの仕事を抱え込んでいると気が滅入りますよね。
僕も以前マルチタスクで仕事をしようとしていた時期は
「たくさんある仕事」を思い浮かべて、
モチベーションが上がらないということがありました。

人間の脳は「同時に覚えておける、気にしておける」こと=ワーキングメモリは4個〜7個が限界だと言われています。
気になっていること(心配事)が多くなるほどワーキングメモリを消費してしまい、脳のパフォーマンスが下がってしまうことになります。

たくさんのことが目の前にあると、このワーキングメモリをたくさん使うことになるので、脳が疲れ、やる気が減退したり、不安感が増すという結果につながってしまいます。

マルチタスクの脳への影響を軽減するには?

マルチタスクの脳への影響を軽減するには?

マルチタスクは脳に負担をかけてしまい、生産性が低下し、注意力が散漫になり、記憶力が低下し、IQが下がるという、最悪の状況を引き起こします。
今すぐシングルタスクに変更するべきですね。

マルチタスクをやめてシングルタスクに集中すると生産性が40%改善する可能性がある

マルチタスクをやめてシングルタスクに集中すると生産性が40%改善する可能性がある

アメリカの心理学研究所によるとマルチタスクとシングルタスクは、生産性が40%も違うという結果が出ています。

though switch costs may be relatively small, sometimes just a few tenths of a second per switch, they can add up to large amounts when people switch repeatedly back and forth between tasks. Thus, multitasking may seem efficient on the surface but may actually take more time in the end and involve more error. Meyer has said that even brief mental blocks created by shifting between tasks can cost as much as 40 percent of someone’s productive time.”

出典:Wrike.com The High Cost of Multitasking: 40% of Productivity Lost by Task Switching

上記はこのような意味です。

【日本語訳】
タスクの切り替えのコストは小さく、数十分の1秒に過ぎないかもしれませんが、繰り返しタスクの間を行ったり来たりするときには大きくなっていきます。
マルチタスクは表面上効率的に見えますが、実は多くの時間と間違いの発生の可能性があります。アメリカ心理学研究所のメイヤー氏はタスクを行き来する事による小さな思考停止はその人の生産的な時間の40%に相当します。

マルチタスクではなくシングルタスクの方が効率が上がる理由

マルチタスクではなくシングルタスクの方が効率が上がる理由

マルチタスクをやめてシングルタスクの方が効率が良い理由は、「集中の途切れ」にあります。
マルチタスクをする人は何度もシングルタスクを切り替えるという形になります。
タスクの切り替えをするたび集中力が阻害されるんですね。

特にメールやSNSなどを頻繁にチェックしてしまう人は要注意です。

このため、例えば、「メールに返信する」というような同じ種類の仕事はまとめてこなすことで、集中を切らさずに効率よく進めることができるようになります。

脳に負担をかけないマルチタスクの方法

マルチタスク能力は幻想。複数の仕事を同時に行う唯一の方法とは?
マルチタスク能力は幻想。複数の仕事を同時に行う唯一の方法とは?

自分一人でマルチタスクにチャレンジするのは自殺行為です。
脳に負担をかけないマルチタスク(自分以外の力を活用して実現するマルチタスク)については、
マルチタスク能力を向上させて複数の仕事を同時に行う唯一の方法とは?
の記事で解説しています。

マルチタスクの弊害【IQやパフォーマンス低下?今すぐやめるべき理由4つ】のまとめ

マルチタスクの弊害【IQ低下?今すぐやめるべき理由4つ】のまとめ

この記事ではマルチタスクの悪影響について解説しました。

今すぐマルチタスクをやめた方が良い理由は下記です。
・マルチタスクにより生産性や記憶力、注意力がダウン
・マルチタスクによりIQも低下し、8歳児と同水準まで脳の機能が低下
・実は人口の2%しか本当のマルチタスクはできない。後の人は勘違い
・マルチタスクがやる気を低下させる

すぐやめた方が良いですね。

マルチタスクの悪影響を軽減するためには、
シングルタスクに集中することによってパフォーマンスが40%も改善するという研究結果もあります。

シングルタスクに集中することでマルチタスクによる脳の負担を下げることができます。

マルチタスクの弊害【今すぐやめるべき理由】のまとめは以上です。

脳に負担をかけないマルチタスク(自分以外の力を活用して実現するマルチタスク)については、
マルチタスク能力を向上させて複数の仕事を同時に行う唯一の方法とは?
の記事で解説しています。

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